15年以上前に購入した iBook G4 (CPU PowerPC G4、メモリ 512 MB、Mac OS X 10.4) ですが、もはやこのMacに対応したブラウザで使用に耐えるものはTenFOURFoxしかなく、ファイル転送用に使用しているOneDriveの反応も極端に遅いので、LinuxでこのMacを使ってみることにした。果たして、速くなるのだろうか?
Linuxの現状を調べてみたところ、すでにPower PCをサポートしているLinuxはなくなっており、古いファイルがほとんどなく、について調べて はが今でも入手可能かどうか調べてみたところ、Lubuntu 16.04.6 LTS が見つかった。このサイトの “Alternate install image” から “Mac (PowerPC) and IBM-PPC (POWER5) alternate install image”をクリックしてisoファイルをダウンロードした。
このisoイメージを使ってインストールディスクを作成しなくてはならない。このファイルのサイズは800 MBであり、DVD-Rを使えば良いと単純に考えてはいけない。このiBookにはCD-Rドライブしかない。そこで、このiBookを使っていた時代を考え、古い1 GBのUSBメモリを使って、インストールメディアを作成することにした。
Windows 10のPCに、ダウンロードしたisoファイルを転送した。また、RufusというソフトウェアをこのPCにインストールした。Rufusを使って、USBメモリにインストールメディアを作成した。
インストールUSBを差し込み、再起動した。再起動が始まるタイミングでコントロールボタンをしばらく押し続けると、起動ディスクを選択する画面が現れた。さらに待つと、USBメモリが認識される。これを選択し、右下の矢印をクリックするとインストールが始まった。画面に現れる指示に従うと、インストールが完了する。この間、キーボード配列の選択以外、問題は何もなかった。キーボード配列は後でなんとかすることにした。
もはやMacintoshと呼んでいいのかどうかわからない iBook を再起動すると、Linuxが起動した。アップデート情報が出てくるので、Ethernetケーブルでネットに接続し、必要なアップデートを実行した。
以上で、無事にLinuxをインストールできたが、Ubuntuとは異なり、Officeソフトウェアはインストールされていない。また、Wi-Fiも認識されていないようである。