OneDrive のフォルダに共有設定する

トップシークレットな研究でないかぎり、研究員の間でデータを共有するためにクラウドを使うのは便利である。OneDriveでデータを共有する設定について紹介する。OneDrive for Business (業務用、大学のアドレスがIDになっている)とOneDrive (個人用) では設定が少し異なるので、注意が必要である。

OneDrive for Business (Mac) の場合

共有を設定する側の作業は、次のとおり。

1.デスクトップのOneDriveフォルダに共有するフォルダを作成
2.フォルダのアイコンを右クリック(or control+クリック)し、「(OneDriveアイコン付きの)共有」を選択。
3.「指定したユーザーが表示できます」をクリックする。
4.リンクの設定で、「特定のユーザー」を選択し、その他の設定を「表示可能」から「編集可能」に変更にする。
5.「適用」をクリックし、元(リンクの送信)に戻る。
6.宛先に共有したい相手のメールアドレスを入力すると、共有したい相手が表示されるので、それをクリックする。
7.メッセージを適当に入力して、「送信」をクリックする。(メールが送信される)

共有相手にメールが届く。共有相手側の作業は次のとおり。

1.メール中の「開く」をクリック。共有フォルダ(中身)がブラウザで開く。
2.左上部のメニューから「共有」をクリックすると、他人と共有しているファイルや共有フォルダの一覧が表示される。
3.対象の共有フォルダの白丸の部分をクリックして、選択する(白が青になる)。
4.「[自分のファイル]へのショートカットの追加」をクリックする。
5.デスクトップのOneDriveフォルダに共有フォルダが現れる。

(2022/10/13改)

OneDrive (個人用) の場合

共有を設定する側の作業は、次のとおり。

1.OneDriveフォルダに共有するフォルダを作成
2.右クリック(control+クリック)し、「共有」を選択。
3.必要に応じてリンクの設定を変更する。(「編集を許可する」がONになっていることを確認する。)
4.共有したい相手のメールアドレス(OneDriveのアカウント)を入力して、「送信」をクリックする。

共有相手にメールが届く。共有相手側の作業は次のとおり。

1.メール中の「開く」をクリック。共有フォルダ(中身)がブラウザで開く。
2.上部に現れるフォルダ階層の「ファイル」をクリックすると、共有フォルダが現れる。
3.共有フォルダの白丸の部分をクリックして、選択する(白が青になる)。
4.上部のメニューから「OneDriveに追加」を選択する。
5.デスクトップのOneDriveフォルダに共有フォルダが現れる。

以上の設定が完了すれば、OneDrive内の共有フォルダにファイルを置くだけで、アクセスが許可されている全ユーザの間でファイルが共有できる。普段はブラウザやメールソフトを使う必要はない。デスクトップ上の操作で全てが完了するので便利である。
当然のことだが、ユーザの誰かがフォルダ内のファイルを削除すると、そのファイルには全員アクセスできなくなるので、実験データを共有する場合はバックアップを取っておく必要がある。

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