物性有機化学研究室について

. 研究室の概要
 私たちの研究室は、大学院理学研究院化学部門有機・生物化学系大講座の中の「物性有機化学研究室」です。当研究室では有機光化学・有機超分子化学・複素環化学・錯体化学・有機合成化学・固体有機化学などの広範な領域にわたる研究課題に取り組んでおり、新しい機能・物性そして反応性を示す有機分子・反応のシステムの創製を目指して日夜研究と教育に励んでいます(実験室)。また、スポーツにも励んでいます。

. 研究室の構成員
スタッフ

准教授

伊藤 芳雄

機能性有機超分子体の構築と構造および光物性に関する研究新機能性有機化合物の開発および概念的にも新しい有機合成反応の開発研究

  

. 研究目標
 近年、分子が集積・組織化して形成される分子複合体または超分子の化学が注目を集めており、化合物の持つ機能の本質の理解とその応用性を探る研究が目覚ましく進歩してきています。当研究室では研究目標を「新しい機能性分子システムと反応場の構築およびその分子科学的理解」と位置づけ、その理念に基づいた研究・教育を行っています。具体的には、
(1)
有機化合物の固体・結晶状態におけるクロモトロピズム現象、
(2)
特定の分子・イオンを捕捉できる有機金属錯体の合成と物性研究、
(3)
新しい反応場の開拓と立体化学反応の制御法に関する研究、
などの研究課題に取り組んでいます。

. 教育目標
 学生が、
(1)
これまでに学んだ化学の基本的な知識と実験技術をさらに発展させ、今後の社会を担う研究者として必要不可欠となる上級の化学的素養を身に付け、
(2)
ある研究テーマを題材にして、計画立案・課題遂行ののち問題解決し、さらに発展させることのできる能力を養い、
(3)
良識ある行動のとれる人材となるように、集団活動の中で育成することを目指しています。

. 研究室の概要

【主な測定機器】
核磁気共鳴装置・紫外可視分光装置・顕微分光装置・高速液体クロマトグラフ装置など。

【研究室ゼミナール】
毎週1回:
文献紹介(有機化学に関する最新の文献を担当者が紹介し、その内容を全員で議論します。)

その他のセミナー(化学英語の聞き取り演習、有機機器分析演習、有機化合物の全合成演習なども行っています。)

その他:
4
年生のための基礎演習と実験(研究室に配属されるとまず、基礎実験を行います。これにより実験装置の使い方や各種分析機器の測定や解析方法を習得します。)
研究中間報告会(各自が研究の進捗状況を報告し、その結果について討論します。)
学会報告会 など

【主要参加学会】
光化学討論会・構造有機化学討論会・基礎有機化学連合討論会・有機合成化学関連討論会・日本化学会年会・有機結晶部会・化学関連支部合同九州大会 など。
優れた研究成果が見出されたときは、適切な学会での発表を積極的に行っています。

. 研究室の所在
 私達の「物性有機化学研究室」は、伊都キャンパスのウエスト1号館A10階(最上階)です。

819-0395 福岡市西区元岡744 W1-A1023 

九州大学大学院理学研究院化学部門物性有機化学研究室

電話092-802-4142 

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