近赤外光駆動の光触媒的水素発生に関する論文がChemPhotoChem誌に掲載されました。

筑波大学・小島研究室との共同研究で、サドル型ポルフィリンを光増感剤とすることで、近赤外光による高効率な水素発生を実現した論文がChemPhotoChemに公開されました。当研究室は江原君(D3)がフェムト秒過渡吸収分光測定を用いて、三重項励起状態の生成過程や項間交差(ISC)効率の定量評価を通じて、本系の高量子収率達成メカニズムの解明に貢献しました。

Efficient Near-Infrared-Light-Driven H2 Production with Salts of a Diprotonated Saddle-Distorted Porphyrin as Photosensitizers
Hiroaki Kotani*, Takuya Miyazaki, Takumi Ehara, Yasutaka Kitahama, Hiroyuki Matsuzaki, Kiyoshi Miyata, Ken Onda, Hayato Sakai, Taku Hasobe, Yoshihito Shiota, Kazunari Yoshizawa, and Takahiko Kojima*
ChemPhotoChem 2500009 (2025).

分光分析化学研究室
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