実験装置
私たちの研究室で現在主力となっている時間分解赤外振動分光装置です。フェムト(10-15)秒からミリ(10-3)秒の広い時間範囲、近赤外から紫外にわたる広い励起光範囲で過渡振動スペクトル測定が可能です。また測定可能試料も溶液、固体、粉体など多岐にわたります。
時間分解分光装置
レーザーと検出器を自在に組み合わせることで、様々な波長領域、時間領域の測定を可能にしています。例えば以下のように時間分解赤外分光や時間分解発光分光、可視近赤外過渡吸収分光のセットアップを組んで実験を行います。
超短パルスレーザー
フェムト秒レーザー(Spectra-Physics社製、Millennia eV、Tsunami、Empower、Spitfire Ace)
フェムト秒光パラメトリック増幅器(Light Conversion社製、TOPAS、TOPAS prime)
ナノ秒レーザー(EKSPLA社製、NT242)
ナノ秒レーザー(Laser-export社製、TECH-1053)
超高速分光用検出器
時間分解赤外分光測定:
分光器(堀場製作所社製、ENTRANS TRIX 190)および
MCTアレイ検出器(Infrared Systems Development社製IR-0144)(中赤外用検出器)
過渡吸収分光測定:
分光器(日本分光社製、CT-10TP)
および可視・中赤外マルチチャンネル検出器(UNISOKU社製、USP-PSMM-NP、USP-NIR-PDA256H)
時間分解発光分光測定:
分光器およびストリークカメラ(浜松ホトニクス社製、C4334)
定常分光装置
フーリエ変換赤外分光光度計(島津製作所製、IRPrestige-21)
紫外可視分光光度計(日本分光社製、V-630)
紫外可視分光光度計(BAS社製、SEC2020)と電気化学アナライザー(BAS社製、ALS600E)
ファイバー分光器(ラムダビジョン社製、SA-100A-SK20)
高感度分光器およびCCDカメラ(Andor社製、Kymera 193i-B2、Newton 920P BEX2-DD)
その他の装置
分光用クライオスタット(UNISOKU社製、CoolSpeK)
凍結脱気システム
He-Neレーザー
オシロスコープ(テクトロニクス社製、TDS 3054B など)
デジタル遅延パルス発生器(Stanford Research Systems社製、DG645 など)
デジタルロックインアンプ(Stanford Research Systems社製、SR830)
ボックスカー積分器(Stanford Research Systems社製、SR250など)
分光器(日本分光社製、M10)と光電子増倍管(浜松ホトニクス製、R3788 など)
ワークステーション(HPCシステムズ社製、HPC5000-XSL216TS-Silent)