チエニルジケトン骨格分子のヨウ素置換による対称性破れと室温りん光に与える影響を明らかにした論文がJ. Chem. Phys.誌に掲載されました。
大阪大学・谷研究室との共同研究で、チエニルジケトン骨格分子のヨウ素置換による対称性破れと室温りん光に与える影響を明らかにした論文がJ. Chem. Phys.に公開されました。当研究室は江原君(D2)が中心となってフェムト秒過渡吸収分光を行い、ヨウ素置換体TIPS-ITnにおける超高速の項間交差と三重項生成過程を明らかにすることで、りん光メカニズムの解明に貢献しました。
“Impact of iodine-substitution on the symmetry and room-temperature phosphorescence behavior of thienyl diketone skeleton”
Daiki Shikichi, Takumi Ehara, Mao Komura, Ken Onda, Kiyoshi Miyata, Yosuke Tani*
J. Chem. Phys. 162, 121101 (2025).
2025.3.21(学術論文発表)